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艶麗
艶麗



【艶恋−福地桜智×蓮水ゆき−より抜粋】




 桜智は幸せそうに頬を寄せてくる。すると彼の長く伸ば
した柔らかな髪が、ゆきの喉元を擽り、くすぐったさに思
わず身を捩ってしまう。
「……私に……触れられるのは、嫌かい……」
 その言葉にゆきは慌てて、首を横に振った。
「違う……。ちょっと、くすぐったくて」
「私の髪が?」
 指先で髪を弄ぶと、桜智はこともなげに尋ねる。
「……邪魔なら、……切ってしまおうか」
「だめっ」
 ウェーブがかった長い髪は、桜智によく似合っていた。
 ゆきがくすぐったいと言っただけで、切ってしまうなん
て、勿体ない。
「せっかく綺麗なのに……」
 彼の手に添えるようにして、ゆきが桜智の髪に触れる。
 すると桜智はゆきの髪に手を伸ばした。
「……キミの方が、……綺麗だよ」
「そんなこと……」
 髪に触れられるだけで、胸がときめいてしまう。
 桜智の繊細な手つきと、優しい指の感触が心地よい。
 ゆきが、はにかみながら俯くと、桜智が控えめに尋ねる。
「……もっと、触れてもいいかい」
 桜智に抱き締められるのは、好きだった。
 壊れ物のように触れてくる指先は、いつもくすぐったい
ほどだ。ゆきがそっと頷くと、桜智はジャケットを脱いで、
彼女の身体を抱きあげる。
 そうして彼が向かって行ったのは寝室だ。
「……っ」
 どうやら桜智が言った意味を、ゆきは勘違いしてしまっ
ていたらしい。
 ゆきは真っ赤になったまま、こくりと息を飲む。
 しかし渇いてしまった口腔では、唾を飲み込むことはで
きない。
「桜智さん……」
 ベッドにおろされ、不安げに見下ろされる。そして控え
めに尋ねられた。
「痛くは、……しないから……」
 ネクタイを緩められる。辿々しい手つきなのに、息が止
まりそうだった。
「身体を見られるのは……は、恥ずかしい……」
 消え入りそうな声で、ゆきが呟く。
「……まだ私の傷がキミの身体にあるのかい?……」
 ゆきは過去、傷着せの術のせいで、桜智の体に無数につ
いている傷を負っていたことがある。
 それがまだ残っているのではないかと、桜智は心配して
いるらしい。
「違う……」
「なら、どうして……」
 尋ねられ、ゆきは小さな声で訴える。
「……大きくないから……」
「なにが?」
 桜智は本気で、なにを言っているのか分からない様子だっ
た。


        ......Coming Soon 【艶麗-えんれい-】


author:仁賀奈, category:パロ同人サンプル, 11:56
-, -
弾丸ぶち込みたけりゃ跪いて靴を舐めな
弾丸ぶち込みたけりゃ




【カポを略奪中!?−ベルナルド×ジャン−より抜粋】



 ジャンカルロ・ブルボン・デル・モンテが、デイバンを
牛耳るマフィア『CR:5』のボスを就任して一ヶ月が経っ
た頃。
 忙しい毎日が続き、ジャンと四人の幹部たちは心身とも
に疲れ果てていた。
 そんな折、筆頭幹部のベルナルドが、気晴らしに……と
ジャンを酒場に誘った。
 他の幹部に比べ、ジャンと付き合いが長く気が置けない
仲である彼との酒は楽しく、つい二人で深酒をしてしまう。
 ――そして翌日。
 ズキズキと痛む頭を押さえながら、ジャンが横たわって
いたベッドから身体を起こすと、あり得ない場所に、異物
感と痛みが走る。
 その上、腰が鉛をつけたように重く身体がギシギシと軋
んでいた。
「……なんだ?」
 首を傾げながら汗で張り付いた髪を掻き、まだ眠たい瞼
をこじ開ける。
 ふとジャンが隣に目を向けると、信じられない光景に、
目を見開いたまま固まってしまう。
 ベッドの隣に、裸のベルナルドが眠っていたからだ。
 ベルナルドは長く伸ばした柔らかな髪を乱しながら、眼
鏡を外し整った顔を露わにしていた。
 無防備に眠る姿も、彼の美貌を損なうことはなく、見惚
れそうなほどだ。
 その彼の長い睫毛が揺らぎ、ジャンは思わずギクリと身
体を強張らせた。
 ベルナルドが目覚める前に、部屋を出ようかと考えるが、
あり得ない場所……つまりは尻の孔だ……から走る痛みに、
動く事が出来ない。
「う……ん……?」
 ジャンが息を飲んで見守る中、遂に瞼を開けたベルナル
ドは、蕩けそうな微笑みを浮かべる。
「おはようハニー、おまえが俺よりも早く起きるとは思わ
なかったな」
 飲み過ぎて記憶が飛んでいるのか、ベルナルドはいつも
通りだった。
 もしかしてベルナルドではなく、見ず知らずの男にでも
酒場のトイレでレイプでもされたのでは無いかと疑いたく
なる。
 ――しかし。
「尻は大丈夫かいジャン。……初めてだったんだろう?」
 ベルナルドの言葉に間違いなく、彼を相手にイタしてし
まったのだと確信する。
「アッディーオ、俺の後ろの処女……」
 呆然としながら呟くと、いつの間にか太縁眼鏡を掛けた
ベルナルドが、ジャンの頬に手を伸ばす。
「どうした? 後悔してるのかい」
 後悔も何も、ジャンは昨夜の記憶が抜けてしまっていた。
 幾ら深酒をしようとも、ジャンは今まで記憶が飛ぶほど
酔った事はなかった。
 途中までは覚えている。雰囲気の良い酒場に連れて行か
れ、ベルナルドの奢りで芳醇な香りのする高価なブランデー
を飲み、三時間ほど経った頃までは……だ。
 久しぶりにベルナルドとはしゃいでしまった為、飲み過
ぎた事は認める。
 しかし、なぜこんな事になってしまったのだろうか。
 そう考え込むジャンを、ベルナルドは首を傾げて覗き込
む。
「ジャン?」
「うわっ!」
 いきなりベルナルドの顔が目前に近付き、ジャンは思わ
ず身体を後ろに反らせてしまう。
 引き締まった彼の唇に視線が釘付けになる。
 ……あの唇に、キスなどされたのだろうか。
 いや、それ以上の事も。
 硬直したまま、頭の中が錯乱していく。
 ジャンは至ってノーマルな性癖をしていた。女を数多く
抱いてきたが、男に犯された経験はない。
 キスは……一度だけ酔った勢いでベルナルドとした事が
あったが、触れるだけの単なるお遊びのキスだ。
 他意は全くなかった。
「ハハ、まるでゴキブリでも見たような扱いだね」
 肩を竦めながらも、ジャンの動揺に気付いているのか、
さり気なくベルナルドは距離を取ってくれる。
「なぁベルナルド……、俺、昨日の夜の事、全く覚えてな
んだけどさ」
 気まずそうにジャンが告白すると、ベルナルドは眼鏡の
奥にあるアップルグリーンの瞳を丸くした。
「一晩で忘れられるほどの技量で悪かったよジャン、申し
訳ない事をしたね」
 からかうような物言いも、普段なら便乗するのだが、今
のジャンにその余裕はなかった。
「なぁ、なんで……アンタ、俺にレイプしたんだ?」
 幾ら酔っていたとしても、男を抱こうとする心境になる
とは思えなかった。
 何か怒らせるような真似をしたのだろうかと、ジャンが
眉根を寄せて尋ねる。
「人聞きが悪いな。おまえが誘うから乗っただけさ。後悔
しているならいいよ。発情期の犬に噛まれたと思って忘れ
てやるから」
「なんでアンタが被害者になってんだ!?」
 そのもの言いでは、ジャンがベルナルドに襲いかかった
かのように聞こえる。
「あれだけ俺を誘惑して、その気にさせておいて、翌朝に
はレイプ魔扱いするからだよ、ジャン」
 そう言いながら、ベルナルドは椅子の背もたれに掛けら
れていたバスローブを拾い、シャワーを浴びに行こうとす
る。
 その姿をマジマジと見つめてしまっていたジャンを振り
返り、ベルナルドは艶然と微笑む。
「どうしたんだいジャン、そんなに見つめて。一緒に入る
かい? 汚した責任を取って洗ってやるよ」
「男と二人で風呂は、さすがに遠慮するわ」
 前世に因縁でもあるのではないかと思うほど、風呂は苦
手だった。
 しかも男の手で洗われるなど、罰ゲームに近い。
 心底嫌そうにジャンが言い返すとベルナルドは笑いなが
ら踵を返し、バスルームのある奥のドアへと消えて行った。
 
 



        ......Coming Soon 
        【弾丸ぶち込みたけりゃ跪いて靴を舐めな】



author:仁賀奈, category:パロ同人サンプル, 09:35
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オプティミストの憂鬱
オプティミストの憂鬱




【ペシミストの愉悦−加地葵×日野香穂子−より抜粋】




 
 
 
 
 香穂子は、その時――。
 生まれて初めて恋というものを知った。
 
 
 
 それは香穂子が音楽の妖精に魔法のヴァイオリンを手渡
された日の事だった。
 人魚として生まれた香穂子は、水の中でも演奏する事の
出来る魔法のヴァイオリンを、妖精リリから受け取るまで、
音楽というものを歌う事しか知らなかった。
 しかし姉たちのような美しく魅惑的な声を持っていない
香穂子は、劣等感から他の者の前で歌う事すらしない日々
を過ごしていた。
「我が輩の姿が見えるのか? ならば、お前に音楽の祝福
を与えてやろう」
 そう言って手渡されたヴァイオリンは、演奏する技術を
持たない香穂子にも簡単に弾く事が出来た。
 心の中を、全て表現出来る事の出来るヴァイオリンに魅
了され、人目を避けて浜辺の岩に隠れたまま、香穂子は日
が暮れても演奏していた。
 冬の海ということもあって、辺りは人気もなく、聞こえ
るのは波の音と、香穂子の演奏するヴァイオリンの音色だ
けだ。
 時折、海の中から音色に誘われたように顔を出す魚たち
に微笑み掛けながら、香穂子はヴァイオリンを奏で続けて
いたが夜になると、月の光に照らされた浜辺に、一人の青
年が現れた。
 鹿毛のサラブレッドに跨り、誰かを捜す様子で辺りを見
渡す彼を、岩場の影から香穂子はそっと見つめる。
 金蜜色に輝く髪と、深い海を思わせるエメラルド色の瞳、
長い四肢と均整の取れた肢体。
 精緻な金銀の刺繍に彩られたフロックコートを身に纏い、
黒いパンツに銀のロングブーツを履いた姿は、目映いばか
りだ。
 人魚である香穂子は、人間という存在を数えるほどしか
目にした事がなかったが、こんなに麗しい美貌を持つ男を
見たのは生まれて初めての事だった。
 誘われるように岩場から出ようとするが、魚の尾びれで
は歩く事も出来ない。 
 それに人間が、人魚を見れば生け捕りにし、恐ろしい目
に遭わすという事は、姉たちに何度も言い聞かされていた
事だった。
「……」
 彼と会って直接話をしてみたい。そう願っても、叶うこ
とではなかった。
 岩場から身体を下ろし、そうして彼に見付からないよう
に、香穂子は海に戻るしかなかったのだった。。
 
 


        ......Coming Soon 【オプティミストの憂鬱】



author:仁賀奈, category:パロ同人サンプル, 09:36
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耽溺
耽溺




【溺愛SSL−沖田総司×雪村千鶴−より抜粋】





 
 
 
 
 駆け足で私立薄桜学園に向かいながら、雪村千鶴は鞄の
中から取りだした携帯で時間を確認した。
 朝のHRが始まる時間まで、あと五分しかない。
 ここから、どれだけ急いで学園に向かっても、十分以上
かかるのは解っている。しかし千鶴は走るのを止めるわけ
にはいかない。
 急いではいるものの風紀委員である双子の兄の薫と斎藤
一に、また罰則を言い付けられると思うと気が重くなって
くる。
 千鶴は昨夜、遅くまで宿題である数学のテキストをして
いたのだが、苦手な問題に行き詰まってしまい、眠るのが
遅くなってしまったのだ。
 目覚ましのアラームを止めて、二度寝してしまったのが
運のつきだった。
 今日に限って、いつも一緒に学園に行っている幼なじみ
の藤堂平助は、朝練の為に先に学園に向かっていたのだ。
 両親が他界し、双子の兄と別々に暮らしている千鶴には、
起こしてくれる人はおらず、結局こんな時間になってしまっ
た。
「……どうしよう」
 心細さを感じながらも、千鶴が学園に向かって走ってい
ると、前を優雅な足取りで歩く、同じ学園の生徒がいた。
 ただでさえ遅刻してしまうような時間だった。
 歩いていくなど、どれほど剛胆な性格をしているのだと、
千鶴が目を見開くと、駈けてくる足音が聞こえたのか、前
を歩いていた生徒が、不意に振り返る。
「やあ、千鶴ちゃん。今日は猿みたいな幼なじみは一緒じゃ
ないんだ? なら、一緒に行こうよ」
 そう微笑みを浮かべたのは、千鶴の先輩にあたる沖田総
司だった。
 遅刻常連なのだが全く反省の色がなく、風紀委員たちも
手を焼いている存在だ。
 彼の言う猿みたいな幼なじみというのは、もしかして平
助のことなのだろうかと、一瞬考えてしまう。
 しかし千鶴は、今はそれどころではない……と、沖田を
叱責する。
「歩いてる場合じゃありませんよ沖田先輩! 急がないと、
もうこんな時間なんですから」
 そう千鶴が言っても、総司はやはり急ぐ素振りはなかっ
た。
「今から行っても、どうせ遅刻なんだから、慌てることな
いって。……せっかくここで会えたんだから、ゆっくり風
景でも楽しんだら?」
 楽しむと言っても、桜の時期も過ぎているので、見渡し
ても目にはいるのは、いつも見ているただの住宅街だ。
「何を悠長なことを言ってるんですかっ! 先に行きます
よ?」
 そう言って千鶴は、沖田の隣を通り過ぎようとした。
 しかしそれは叶わない。
 通り過ぎようとする千鶴の腕を、彼が力強い手で掴んだ
からだ。
「置いて行こうとするなんて酷いな。一緒に行こうよ。今
日は邪魔者もいないことだしさ」
 邪魔者とはいつも千鶴が一緒に学園に行っている平助の
ことだろうか……と、またも呆れそうになる。
「一緒に行くのは構いませんが、走って下さいっ」
 泣きそうになりながらそう告げるが、沖田は走ろうとは
しない。
「嫌だ。今日はそんな気分じゃないんだよね」
 気分で大遅刻の道連れにされては適わない。同じ遅刻で
も急いで間に合わないのと、諦めてゆっくり行くのでは大
違いだ。
「子供みたいなこと言わないで下さい沖田先輩」
 千鶴はまるで散歩をせがむ飼い犬のように、千鶴は沖田
の手を引こうとするが、意地悪にも彼はますます歩く速度
を落としてしまう。
「こんなことをしていると、一時間目に間に合わなくなり
ますからっ」
「いいんじゃないの? どうせつまらない授業だし」
 遅刻魔であるにも関わらず、沖田は優秀な成績を修めて
いた。
 だからこそ、先生たちも彼に一目置いているのだが、苦
手科目は壊滅的で、他も一般生徒レベルでしかない千鶴は
そうはいかない。
 沖田と一緒に大遅刻するような真似をすれば、生徒指導
室に呼び出された挙げ句に、散々怒られてしまうだろう。
 特に風紀委員である兄の薫の、お仕置きを想像するだけ
で血の気が引いてしまう。
「なに? 僕と一緒に学園に行くのは、嫌なわけ?」
 そして遂に、沖田は見当違いなことを言い出してしまっ
たのだった。
「そんなんじゃありません!」
 ブルブルと頭を横に振りながら、沖田の言葉を否定する
と、彼はニヤリと人の悪い笑みを浮かべる。
「じゃあ何の問題もないよね」
 問題だらけだと言い返すことも出来ず、千鶴は沖田に連
れられて、学園に向かうことになってしまったのだった。
 
 


        ......Coming Soon 【耽溺】



author:仁賀奈, category:パロ同人サンプル, 09:41
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蜜色HONEY
蜜色HONEY



【蜜色ヴァレンタイン−土岐蓬生×小日向かなで−より抜粋】




 こんな部屋を取って、本当に大丈夫なのだろうかと、不
安になりながら、かなでが入り口付近で戸惑っていると、
土岐はふかふかのクッションがついた一人がけの椅子に腰
掛け、長い足を組んだ。
「どうしたん? 早うこっち来いな」
 土岐の反対側の椅子に腰掛けようとした、かなでの腕が
掴まれ、そのまま膝の上に乗せられてしまう。
「ほ、蓬生さんっ」
 かなでが恥ずかしがりながら、慌てる間にも、骨張った
長い指が髪を撫で、首筋に口付けられてしまう。
「ほんま、会いたかったわ。……気が狂いそうなぐらいやっ
たのに、あんたは違うん?」
 掠れた声で囁かれ、かなではブルブルと頭を横に振った。
 かなでだって土岐に会いたくて仕方がなかったのだ。
 ――しかし。
「それやのに千秋らにだけチョコあげて、帰ろうとするな
んて、酷いやん。なんでそんないけずすんの?」
「そ、それは……」
 何も言い返せず俯いていると、彼は信じられない言葉を
告げた。
「俺と別れたい?」
「いや……っ」
 涙目になりながら否定すると、土岐は苦笑いを浮かべた。
「安心したわ……。でも、あんたに別れたいなんか言われ
ても、俺は別れるつもりなんかないんよ?」
 かなでは自分の劣等感から、土岐を傷付けてしまったこ
とに気づいて、彼の背中に腕を回してしがみついた。
「ごめんなさい……」
「ほんまに反省しとるの?」
 サラリとした土岐の髪の感触が指にあたって、胸がいっ
ぱいになってしまう。
 かなでがコクリと頷くと土岐はなぜか、彼女のブラウス
のボタンを外し始める。
「ほな、慰めて貰おか」
「な、なぐさめるって……」


        ......Coming Soon 【蜜色HONEY】



author:仁賀奈, category:パロ同人サンプル, 09:46
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SILENT NIGH
SILENTNIGHT





【Blinking Night−星月琥太郎×夜久月子−より抜粋】



 
 
 
 全国でも珍しい宇宙や星に関する知識を学べる全寮制の
高校、星月学園をこの春に卒業した夜久月子は、大学へと
進んだ。
 恋人になった星月琥太郎と離れてしまうのは、初めての
事で、彼女は戸惑いを隠せない。
 今までは毎日彼の顔を見ることが出来たが、これからは
そうはいかない。
 理事長と保健医を兼任する星月は多忙な毎日を送ってい
て、休みなどないに等しかった。
 これからは週に一度会えるかどうかも不安なぐらいだ。
 新しい生活を迎えるというのに、複雑な心境でいた月子
に、星月は進学のお祝いをしてくれたのだった。
「お前を祝うのに、どうして自分で料理を振る舞うんだ?」
 今日は月子の家族が出掛けていて、一人きりで留守番を
しなくてはいけない家に夜、戻るのは寂しいからと、星月
を招待した。
 テーブルに並ぶ料理は、幼なじみである錫也に特訓して
貰った成果であることは、星月には内緒だ。
 全く恋愛感情など抱いていないのに、星月は月子の幼な
じみの二人に嫉妬する事があった。
 心配を掛けるのは嫌だった。
「いいんです、先生に私の料理を食べて貰いたかったから」
 料理を作った本当の理由は不安だったからだ。
 星月に似合いの大人の女性なら、きっと料理も上手くつ
くれるに違いない。
 それに幾ら男子生徒ばかりの星月学園とはいえ、今後、
女子生徒が入学しないとは限らない。
 もしもその女子生徒が、星月を好きになって、その子が
女の子らしくて料理が上手かったら……などと月子の不安
は尽きなかった。
「俺にはお前のマズい茶だけでも充分だけどな」
 星月は事あるごとに、月子の淹れる日本茶をマズいと評
価する。
 茶葉の量は間違っていない筈だし、ただお湯を注ぐだけ
なのに、どうしてマズくなるのか、全く不思議だった。
 しかしその渋すぎるお茶を、星月は全て飲んでくれる。
 いつも星月には迷惑を掛けている分、今日は名誉挽回し
たかったのだ。
「今日は練習しましたから、大丈夫です」
 ジュースで乾杯して、料理を星月に勧める。
 テーブルにあるのはパストラミのオープンサンド、鶏の
唐揚げ、プチトマトを添えたポテトサラダなどだ。
 作る料理を考えてくれたのも、錫也だった。
 とは言ったものの見た目が華やかで失敗しないようにと
考慮されたものだが、練習の方が上手くいったのは否めな
い。
「本当か? じゃあ毒味がてら戴くことにするよ」
 フォークで唐揚げを差し、口に運んだ星月を月子は神妙
な顔で見つめていた。
 しかし咀嚼する彼の口が一瞬止まる。
「あ、ちゃんと出来てませんでしたか?」
 見た目は黄金色で美味しそうだったが、どうも星月の様
子がおかしい。
 しばらく咀嚼していたが、勢い良く飲み込む。
「まあ……食えない事はないんじゃないのか」
 もしかして……と、月子が唐揚げを食べようとすると、
星月はその手を止めさせる。
「俺が食うから、置いておけ」
 どうやら見た目は美味しそうな唐揚げだったが、中がちゃ
んと揚がってはおらず、半生だったらしい。
 どうりで咀嚼する途中に、星月が一瞬固まってしまった
筈だ。
 ポテトサラダもマヨネーズと塩胡椒を入れすぎてしまっ
たらしく辛くなってしまっていた。
 まともに出来ていたのは、オープンサンドだけだった。
 しかしパンを焼いたのは、近所で美味しいと有名なベー
カリーで、パストラミもスーパーで買ったものだ。
 不味くなる訳がない。
「すいません……、教えて貰った時には、ちゃんと出来て
たんですけど……」
 月子がそう溜息を吐くと、神妙な顔をした星月が彼女に
頼める。
「誰に?」
「え」



        ......Coming Soon 【SILENTNIGH】




author:仁賀奈, category:パロ同人サンプル, 09:47
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目隠し鬼
目隠し鬼



【目隠し鬼−沖田総司×雪村千鶴−より抜粋】




 障子の向こうから、柔らかな日差しが差し込んでいた。
 眩しさに瞼を揺らし、目を開けた千鶴は、真隣から覗
き込む旦那様、沖田総司の視線に気付き、頬を朱に染め
る。
 紆余曲折の末に平穏な日々を迎えた二人は、千鶴の故
郷である東の鬼の里、雪村の地に居を構えたのだった。
 そうして沖田のお嫁さんになった千鶴だったが、心の
中は平穏とはほど遠いものだった。
 物心ついた頃から、父と二人で生活してきた千鶴は、
男性経験もなく、こんな風に寝起きの顔を覗き込まれる
事にも当然慣れてはいなかった。
 声を無くすほど驚き、真っ赤になってしまっている千
鶴を、沖田は楽しそうに見つめている。
「おはようございます、総司さん……。すいません、寝
坊してしまって……今、朝餉を作りますね」
 寝乱れた髪を指で撫で付けながら、気恥ずかしそうに
立ち上がろうとする千鶴の手が掴まれる。
「うん……。でもまだいいよ。……こうしていたいから」
 不意に抱き締められ、千鶴は真っ赤になって沖田の腕
から逃れる。
「い、いえ、総司さんは休んでいて下さい。朝餉が出来
たら、起こしにきますから」
 蒲団に横たわったままの沖田に目をやると、広く開い
た浴衣の袷から、筋肉質な胸が覗いていた。
 昨夜あの胸に抱かれていたのだと思うと、いっそう羞
恥心が湧き上がってしまう。
「……残念。逃げられたか」
 そう呟きながらも、沖田は酷く愉しそうに見える。
「からかわないで下さい」
 千鶴は拗ねるように赤い唇を結ぶ。
「本気だけど? それじゃ、お言葉に甘えて休んでいよ
うかな」
「はい。直ぐに用意しますから」
 桐の箪笥から着物を用意し、千鶴が着替える為に、隣
の部屋に行こうとすると、それを見付けた沖田は、声を
掛けてくる。
「別にここで着替えてもいいけど? 千鶴ちゃんの裸な
ら、毎晩見ているんだから」
「知りませんっ」
 他に聞く者などいない言葉だが、千鶴には恥ずかしく
て堪らなかった。
 それを解っていて口にする沖田に、声を荒立てて言い
返しながら、千鶴は隣の部屋に行って着物に着替えた。
 浅黄色に桜の柄が入った可愛らしい小袖は、沖田が千
鶴の為に選んでくれた着物だった。
 他にも幾つか着替えはあるのに、気が付けば千鶴はい
つもこれを身に纏っていた。
 そこへ汚してしまわないように、割烹着を着て炊事場
のある土間へと向かう。
 五右衛門風呂の竈から炭を拾い、七輪にくべると、川
で釣った魚を日干しにしたものを焼き、味噌汁を作る。
 幼い頃から家事をしている千鶴に取って、料理は手慣
れたものだったが、沖田が作ってくれる料理の方が美味
しく感じていた。
 彼にそれを告げると、沖田は愛情の差だと言い切るの
で、負けてはいられないと腕によりを掛ける。
 味噌汁の具は、柔らかく煮た小芋と蒟蒻だ。
 青物が足りないかと思い、大根の葉でおひたしを作り、
白胡麻を振る。
 ご飯が炊きあがり蒸らす間に、千鶴は沖田を起こすた
めに、蒲団の敷いてある奥の間に向かった。
「総司さん、朝餉が出来ましたよ」
 襖の向こうから声を掛けた時だった。
 部屋の中から、咳き込む沖田の声が聞こえてくる。
「総司さん、大丈夫ですか」
 千鶴が慌てて襖に手を掛けようとすると、鋭い声が返
される。
「入るな!」
 そんな荒々しい声を聞いたのは久しぶりの事で、千鶴
は思わずビクリと身体が硬直していた。
「……ごめんね。着替え中だから。……どうしても、み
たいって言うなら、入ってもいいよ」
 そう訂正するが、拒絶された事実は消えない。
 幾ら身体が良くなったとはいえ、労咳は沖田の身体を
蝕んでいる。
 雪村の地に来てからも、幾度か沖田が血を吐いた事が
思い出され、千鶴は真っ青になってしまう。
「で、でも……」
 もしかしたらまた沖田が血を吐いてしまったのではな
いかと、千鶴は気が気ではなかった。



        ......Coming Soon 【目隠し鬼】



author:仁賀奈, category:パロ同人サンプル, 09:53
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Natural kiss kiss
NATURALKISSKISS





【Natural kiss kiss−星月琥太郎×夜久月子−より抜粋】



 逸る気持ちを抑えながら、引き戸をノックしてから開く
と、意外な姿で星月は立っていた。
 黒い細身のシングルスーツに身を纏い、カフスボタンで
シャツの袖を留める彼を、月子は思わず凝視してしまう。
「……どこか出掛けるんですか?」
 星月は理事長と養護教諭の仕事のふたつをこなして、忙
しく過ごしていたが、しばらくは落ち着けると言っていた
はずなのに。
 月子の期末テストが重なってしまったこともあって、二
週間近く、一緒に過ごすことが出来なかったのだ。
 今日は久しぶりに、ふたりで過ごせると思っていた月子
はがっくりと肩を落としてしまいそうになっていた。
「あぁ、以前から申請していた議題が通りそうなんだ。こ
れさえ可決されれば、俺もやっと落ち着くことが出来るか
らな」
 星月を悩ませているのが、どんな議題なのかと、尋ねた
くなるが、聞いた所で『お子様には関係ない』と答えられ
てしまうのは解っていた。
 だからこそ、聞けない。
「今日は先に帰っていろ。後で電話するから……」
 そう言って星月は保健室を出て行ってしまう。
 星月の後ろ姿は、洗練された大人の風格があり、なんだ
か遠い人になってしまった気がして、悲しくなってしまう。
「いってらっしゃい……、頑張ってくださいね」
 無理に笑顔を浮かべて月子が声を掛ける。
「あぁ、行ってくる」
 一緒にいたいなど、我が儘をいうわけにはいかない。
 ただでさえ忙しい星月は、月子のためにいつも時間を割
いてくれているのだから。
 最近はたまたま、彼の仕事と月子の試験が重なってしまっ
ただけだ。
 自分に言い聞かせようとするが、寂しさは拭えなかった。
 溜息を吐いたあと、散らかった星月の机に目を向ける。
 しばらく月子が保健室に来なかっただけで、まるで戦場
のような壮絶な散らかりようになっていた。
 これでは仕事も捗らないだろう。
 せめて少しでも彼の役に立ちたくて、月子が卓上を片付
け始めると、本の間から、いつ使われたのかも解らない渇
いた湯飲みや、誰かが置いていったらしいチョコレートの
箱などが出てくる。
 もしかしたらよく保健室に来る、月子の担任である陽日
先生の置き土産かもしれない。
 食べかすを落とす陽日先生を叱る星月が脳裏に過ぎって、
月子は思わず微笑んでしまう。
 そうやって卓上を片付けていたときだった。
 保健室のベッドの方から、何か物音が聞こえてくる。
 そちらに目を向けると、カーテンが引かれていて、誰か
が眠っていることに初めて気づいた。
 騒がしくしてしまったこと申し訳なく思いながら、音を
立てないように片付けていると、カーテンの向こうから声
が掛けられた。
「月子ちゃん……?」
 その声は、月子も良く覚えている男のものだった。
「水嶋先生ですか?」
 パイプベッドに近付くと、仕切られていた白いカーテン
がふわりと開く。
「久しぶりだね。琥太にぃは……?」
 眠そうに目を擦る男の名前は、水嶋郁。この秋まで星月
学園に教育実習生として訪れていた、星月の幼なじみだ。
「会議に行かれましたけど、ここで何をしてるんですか?」
 実習期間を終えて大学に戻ったはずの水嶋が、保健室で
何をしているのだろうかと、月子が首を傾げると、彼は不
満そうに唇を尖らせる。
「君の顔を見に来ちゃいけないって言うの?」
 からかわれているのは解っていたが、月子は思わず顔を
赤らめてしまう。
「何言ってるんですか、そんなことばっかり言って」
 甘いマスクで、女の子を口説くようなことを直ぐに水嶋
は口にするが、本気で言っていないことは、月子にも解っ
ていた。
 女癖が悪く、何度も電話で女性に酷いことを言っている
のを聞いたことがあったからだ。
「今日は午後から休講になったから、久しぶりに遊びに来
たんだけど、昨日遅くまでレポートを書いていたから、眠
くって……」
 欠伸を噛み殺しながら、そう答える水嶋に月子は謝罪す
る。
「起こしてしまってすいません。静かにしますから、もう
少し寝ていてください」
 月子はそう言ってカーテンを引こうとするが、いきなり
水嶋に腕を掴まれてしまう。
「せっかくだから、僕を起こしたお詫びに添い寝してよ。
君が隣にいたら、良い夢を見れそうだしね」



        ......Coming Soon 【Natural kiss kiss】



author:仁賀奈, category:パロ同人サンプル, 09:55
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せんせいはおいしいSpecial Dessert
せんせいはおいしい






【恋する彼の事情−方丈慧の場合−慧×真奈美−より抜粋】



 
 ――それは恋人達に課せられた最初の試練。
 
「一月も経たない間に、別れる事になるよ?」
 
 
 私立聖帝学園掲F組の担任教師、北森真奈美は、苦境
に立たされていた。
 この春、大学に通い始めたばかりの恋人、方丈慧とのデー
トを約束した日であるにも関わらず、待ち合わせの三十分
前に目覚めるという、有り得ない寝坊をしてしまったのだ。
 待ち合わせ場所までの所用時間は十五分だ。
 どう考えても間に合わない為、起きて直ぐに電話を入れ
て、慌てて支度をしたのだが、マンションのドアを開けて
飛びだそうとした瞬間、障害が立ちはだかったのだ。
「グッドモーニーング」
 ヒラヒラと手を振りながら、ドアの前に笑顔で立つ青年
の名前は、方丈那智。慧の双子の弟だった。
 清廉で生真面目なタイプである慧とは逆に、柔らかな人
当たりだが、からかうような物言いをする男だ。
 一卵性ではない双子とはいえ、顔はよく似ているにも関
わらず、性格は全く違う。
「折角来てくれて悪いんだけど、私、今急いでるの」
 謝罪しながら、玄関のドアの鍵を締めようとした瞬間、
真奈美の後ろから手を伸ばして来た那智が。彼女の顔の横
に手を付いた。
「何よ?」
 振り返ると、キスされてしまいそうなほど近くに那智の
顔がある。
「慧とデートの約束してるんだろ〜?」
「解ってるなら、そこ退いてちょうだい。那智君。急いで
るんだってば」
 那智はどうやら慧から、今日は真奈美との約束があると
聞きつけて来たらしかった。
「大事な兄さんを、いい加減な奴にはやれないよ〜、デー
トしたければ、おれを倒していきなよ」
 倒せるわけがなかった。男と女という基本的な力の差に
加えて、那智はダイヤモンドサインという、不良グループ
の元リーダーだ。
 一筋縄ではいかない。
「出来るわけないでしょう。無茶言わないで」
 ムッとして睨み付ける真奈美に、那智は人の悪い笑みを
浮かべた。
「何も、せんせいと殴り合いの喧嘩をしようって、言って
るわけじゃないよ」
「解ったから、今度にしてくれない? 急いでるんだって
ばっ」
 目の前に立ち塞がる那智の身体を押して、真奈美は彼を
退けようとするが、ビクとも動かない。
「問題、慧の身長は何センチ?」
「178センチよ」
「好きな食べ物は?」
「新蕎麦とレーズン、あとプリンじゃない?」
「誕生日は?」
「7月22日、ついでに蟹座のA型、嫌いな食べ物はブロッ
コリー、これで気が済んだなら、どいて〜っ」
 尋ねられてもいない慧の趣向やプロフィールまで真奈美
が羅列すると、那智は不満そうに口を尖らした。
「なかなかやるね〜、ちぇ〜、つまんないの」
 どうやら那智は一つでも外れれば、そんな事も知らない
なら慧に相応しくない女だと難癖を付けるつもりだったら
しい。
 
 



......Coming Soon【せんせいはおいしいSpecial Dessert】




author:仁賀奈, category:パロ同人サンプル, 21:03
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ジャンカルロを探せ!
ジャンカルロを探せ!





【ジャンカルロを探せ!−ベルナルド×ジャン−より抜粋】



 
 重い足取りで、ベルナルドの仕事部屋を通り過ぎ、自分
の部屋へと向かう。
 隣の仕事部屋にいる筈のベルナルドに気付かれないよう
に、ジャンは静かにそっと部屋のドアを開く。
 しかしそこには、今一番会いたくなかった男が、青筋を
立てて待ちかまえていた。
 長く伸ばしたウェーブがかった髪を揺らし、太縁の眼鏡
の奥にある瞳を険しく細めながら、部屋に居た男……ベル
ナルドが口を開く。
「随分、早いお帰りだな、ハニー。……どこで遊んでいた
んだい?」
「あぁ……、ちょっと昨日飲み過ぎちまって」
 まるで浮気したのはジャンの方だとばかりに責められる。
「たったビール三本でおまえが酔えるなんて、初耳だね」  
 昨晩入った店で注文したメニューまでベルナルドに筒抜
けだという事は、その一言で解った。
 ついでに一緒に居たのも、ジュリオだと既に知っている
のだろう。泊まっていた場所も気付いているに違いなかっ
た。
「そんな日もあるだろ」
 そう嘯きながらジャンは肩を竦めて、上質な黒い革張り
のソファに腰掛ける。
 ふと卓上にある灰皿を見ると、尋常ではない数の葉巻の
吸い殻が積み上がっている。
 これではまるで一晩中、ジャンの帰りを待っていたよう
に見える。
 珍しく開けられていた部屋の窓が、葉巻の煙を外に逃す
為ではないかと、ジャンは遅れて気付いた。
「護衛に黙って行方をくらませていたボス、何か言い訳は
あるかい?」
 腕を組みながら、ベルナルドがジャンを見下ろし、そう
尋ねる。
「別にねぇよ。……心配させたのは悪かった……」
 むしろベルナルドが心配しているとは思わなかったとい
うのが、ジャンの正直な気持ちだった。
「じゃあ次は恋人として聞くが、……まさか浮気してない
だろうね」
 『何が恋人だ、浮気していたのは、お前の方だろうが』
……と、言い返したくなるが、疚しい事が全くなかったと
言えば、嘘になる。ジャンはベルナルドの強い視線から、
顔を背けながら嘯く。
「外泊したぐらいでガキじゃあるまいし、ガミガミ言うな
よベルナルド」
「そうか、解ったよ。ハニー」
 ジャンの素っ気ない答えを聞いたベルナルドはジャンを
覗き込んで薄く笑うと、いきなりその両手を縛り上げた。
「おいっ、何の真似だよ」
 
 



        ......Coming Soon 【ジャンカルロを探せ!】




author:仁賀奈, category:パロ同人サンプル, 21:12
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